プロ野球選手は、日本国内で最も野球が得意な人たちの集まりです。
野球界の頂点にいる人たちです。
バッティングも小さなころから磨き上げて、スイングの仕方などは完璧に近い状態でマスターしているのだと思います。
その野球界の頂点にいるプロ野球選手が、「スイングは完璧だから、もう素振りはしない」と思うでしょうか。
その逆で、プロという厳しい世界でさらに上を目指すために、プロになっても、あるいは、プロになったから、さらに素振りを繰り返し、実際にボールを何百、何千、何万回と打つのではないでしょうか。
英語は英単語や文法、公式のような構文でできています。
「自分は英単語、文法、構文は全部完璧に覚えたから、復習はもう必要ない」
と思って反復を止めたらどうなるでしょうか。
普段使用している言語は日本語です。英語は使っていません。
そんな環境にいる中高生が英単語、文法、構文の復習を止めた途端、頭の中から抜けていきます。
「完璧に覚えたのになぁ」と思うことがあればまだましで、ほとんどの生徒さんはなぜ英語ができないのかすら、理解できていないように感じています。
プロは、プロになったからこそ、謙虚にさらに努力を続けています。
我々も真似できるところ、見習うことができることは、どんどん取り入れたいですね。
「もう大丈夫」「もういいだろう」
ではなく、
「まだまだ」「もう一回」
と思う生徒さんの方が、不思議と成績は良いように感じます。