そろそろ学校のテストの成績が返却され始めていると思います。
学校のテストの点数がなかなか思うように伸びず、悩んでおられる方も多いと思います。
学校のテストの成績を上げようと、目の前のテスト対策にだけフォーカスされていませんでしょうか。
多くの生徒さんは、そのままテスト対策を繰り返しても、いつまで経ってもテスト対策で忙殺され、大学入試のことや、難関大学合格なんてはるか遠くに思えてしまうこともあるのではないでしょうか。
自転車で急な長い坂道を一生懸命に登ろうとしている中高生がいたとします。
もうペダルが重くて前に進みません。
みなさんでしたら、どうアドバイスされるでしょうか。
「一回、坂を下って、もう一回助走をつけて登ってみてはどう?」
こうアドバイスされるのではないでしょうか。
助走をつけて、勢いを維持したまま坂を登れば、坂の頂上まで自転車でたどり着く可能性が見えて来ませんか。
多くの生徒さんが、もうペダルが重くて踏めないのに、うんうん苦しんでいるように見受けられる場合もあります。
「急がば回れ」
とも言います。
少し戻ってこれまでの内容をしっかり身に付けて、再度、現在学習している内容にチャレンジしてみれば、思っている以上に理解できたりします。
付け焼き刃の対応は、結局、坂道を登り切ることはできず、断念せざるを得なくなるのではないでしょうか。
根本的な対策を実施して、生徒さん自身の学習を成長軌道に乗せることはとても大切なことだと思います。
具体的な何が根本的解決策なのかは、生徒さんお一人お一人違いますが、早ければ早いほど坂を下って大きく助走を取ることが可能です。
坂を下りるのには勇気が必要ですが、非常に大切な勇気だとも思います。