大学入試問題は難易度が高いため、正解が何かわからない時があるようです。
そのため参考答案付の問題集を使うことが多いと思います。
ほとんどの参考答案は非常に考え抜かれてできており、さすがだと思うことが多いのですが、たまに首を傾げてしまう答案に出くわすこともあります。
受験生の多くは、答えが何かを知りたいという気持ちばかりが強く、その答案が本当に大丈夫なのかという視点は持っていないように見受けられます。
参考答案が最高答案であるとは限りません。第三者の目をもって、原理原則やその他、さまざまなルールや基本・基礎をベースに答えを導き出す練習をしなければなりません。
大学受験英語besの授業では、時々参考答案を批判的に活用させて頂くことがあります。
批判をする限りは、その根拠を示す必要があります。
基礎基本をベースにして、しっかりと考え抜かれた答案を考え出すトレーニングをしています。
首を傾げてしまう時は、やはり、基礎基本をベースにした答案の方が、納得もできますし、問にしっかり答えているように思えます。
この訓練は答案作成時に大きな力になります。
盲目的に参考答案を読み、なんとなく覚えたような勉強で終わらせてしまう受験生と、とことん検討して基礎基本から解答を導き出す練習をしている受験生では、大きな差が出るのは当然だと思います。
参考答案は、あくまで参考にする答案であり、これが正解なんだと無理に納得させるための最高答案ではない。
このことを頭の中にいれて勉強するだけでも大きな違いが生まれると思います。
もちろん、この段階に至るためには、基礎基本をしっかり理解し、定着させておかなければ難しいのは言うまでもありません。
参考答案は、あくまでも参考にする答案です。
大学受験英語besでは、参考答案を到達地点と考えて、その参考答案にたどり着くための道筋を作り出すような授業はしません。
また、参考答案をホワイトボードに書いて終わり、と言ったような授業もしません。
参考答案は、あくまでも参考にする答案です。
参考答案に頼り切った授業ではなく、参考答案をまさに参考にした授業を心掛けています。