大学受験英語besでは、2019年3月25日より中学一年生、二年生の講座を新規に開講致します。
新規学年の開講に至ったのにはさまざまな理由があるのですが、今日はそのことについて書かせていただきます。
英語の勉強には、
1)英語で話す、読む、書く、聞くなど、英語そのものを積極的に使ったり、英語だけでコミュニケーションを取ったりといった方法
2)英語の文法、構文、文章の構成、単語の意味などを日本語で勉強したり分析したりして、日本語で深く理解しようとする方法
大雑把ではありますが、大きく分けてこの2つがあるということにしたいと思います。
現在は1)の勉強が多いようにお聞きしています。もちろん、2)もあるでしょうが、大雑把に分けますと、1)とさせてください。
大学受験英語besでは、大学入試の対策をしますので、最終的には1)も大切ですし、そういうトレーニングもするのですが、大きく分けると2)中心です。
大学入試には、なぜ1)ではなく、2)が必要なのか。
大学では大量の文献を読みます。その文献は日本語だけではありません。当然英語の文献も大量に読みます。
その時に、その文献の理解度が、まあまあ、ですとか、ぼやーっとなんとなくわかる、というレベルだとしたらどうでしょうか。
研究になりませんし、そんな曖昧な理解では、何の役にも立たないと思います。
大学というところは最高学府で、学問を修めにおくところです。そんな場所で曖昧さが許されるはずがありません。
英語はあくまで正確にしっかり理解しなければ、最高学府では勉強にならない。
だから大学入試の英語には2)が必要なのだと私は思っています。
1)の方法でしっかりきちんと理解できるようにはならないのか。
ネイティブの方、あるいは、長年海外で生活されている方は、可能かもしれません。
しかし、普通に日本で生活している場合には、1)の方法だけでは、細かいところまでの理解は難しいと思います。
後日、そう思った具体例を書かせていただきます。
だからといって、2)だけで良いとは全く思いません。
一般的に日本の人はシャイで、積極的に英語を話そうとしないからコミュニケーションがうまくいっていないなどの話も聞きます。
それもあって、1)がどっと重視されるようになったのだと推測しています。
4技能の民間テストでは、1)重視のように見られているように感じていますが、しかし、2)が伴わない1)には意味がどれだけあるのだろうかと考えます。
大学受験の英語のご相談を伺いますと、かなりの割合で、英語がすっきりとは理解できていないですとか、英語の授業の理解度は、50%ですとか、60~80%という答えが多いです。
50%、80%で良いのでしょうか。
他の科目では、50%、80%なんてありえないのではないかと思うのですが、英語では長い間放置されている問題です。
これを可能な限り100%に近づける。そのためには、英語の初歩の中学生内容からきっちり理解してもらえるよう、基礎の基礎をしっかりとした授業をもって定着を図る。
そうすれば、高校内容も頭の中でつながっていきますし、どんどん理解が深まる。
そのために2)がやはり欠かせないのです。
大学受験英語besの授業では、長文の解説をする時、大きく頷いている生徒さんが時々見られます。
長文がしっかり理解できているからだと思います。
その理解は、2)の方法で、英語の構文や文法を徹底的に理解し、定着させたからだという風に考えています。
分析的に正確に理解、把握することを避けていては、いつまで経っても中途半端なままです。
生まれてすぐに英語だらけの環境に育ったのであれば、英語のシャワーを浴びる方法だけで良いと思いますが、一日に一時間、二時間だけそんなことをしても、結局挨拶や自己紹介やみんなが知るトピックのディスカッションはできても、専門的な知識の吸収や深い議論には入っていけない可能性があります。
大事なのは、1)も2)も両方きちんとやること。
大学受験英語besでは、まずは2)で英語の基礎を徹底的に鍛えます。
そして、その基礎確立は、早ければ早い方がより深く、より早く定着し、その先の勉強に役に立つ。
そう確信しましたので、新たに中学一年生、二年生を開講することに致しました。
ついていけるのだろうか、などとご心配される方もいらっしゃると思います。
ぜひ面談にご来校下さい。生徒さんのご状況をお伺いした上で、英語の勉強に関するアドバイスや受講内容のご提案をさせて頂ければ、ご理解いただけると思います。
納得いただいた上でご入会いただきますので、ご安心ください。
厳しい目をお持ちの保護者様、ご両親お揃いでのご面談。
非常に厳しい表情でのお父様とのご面談…など
様々な形で、勉強をさせて頂きながらも、正直なところをご説明させていただいています。
かなりの方にご理解いただき、ご入会いただいてきました。
急がば回れ。
いずれ喜んでいただけると思います。
中学一年生、二年生開講の最大の理由は、
『大学入試の英語を2)の方法を使って徹底的に理解する基礎を、中学生段階でできる限り100%に近づけておくため』
です。