中高生を見ていると、大きな差があるなぁと感じることがあります。
それは、単に成績だけではなく、やる気ですとか、覚悟、あるいは、志望校、将来の職業に対する熱意と言ったことでも感じます。
ずっと観察していますと、やはりそれだけの覚悟や熱意を持つようになったきっかけがそれぞれあるようです。
保護者様の仕事のお話を聞いて育ったので、自分も保護者様のように絶対になるんだ、ですとか、ある本がきっかけである分野を専門的に学びたいと思いました…というように、それぞれ異なりますが、きっかけを持っています。
大学受験英語besでは、そういうきっかけ作りも大切だと思いますし、世の中で活躍されている方、歴史上の偉人のお話も彼らの心を大きく刺激することがあると実感しています。
何が差になるかと言いますと、例えば、ある本を紹介したとします。
その本は、単に私が良いと思うだけでなく、多くの方々がレビューで並外れた高評価をしていたり、尊敬できる世の中で認められている方々の推薦図書であったりします。
紹介した時に、反応が分かれます。『よし、読んでみよう』というグループと、『はい、わかりました』と耳では聞いてくれますが、実際に行動にはうつさないグループです。
時々ですが、『先生、あの本、とてもすごかったです!』と言われることがあります。
本当に数年に一度です。私も毎回本を薦めている訳でもありませんし、タイミングもありますので。
もちろん、『あの本、とてもすごかったです!』と言ってくれた生徒さんの成績は、その後、ほぼ間違いなく『とてもすごい』状態になります。
『へぇ、そんな面白い本があるんだ』で終わりにしてしまう人と、『じゃあ、せっかくだから読んでみよう』という人とは、一言では表現できない何か大きな違いがあると感じます。
その違いが、学業面でも大きな差になることは少なくないと感じています。