大学受験英語besでは、一年でも早いご入会をお願いしております。
実は、何年も前に、一年の差は大きいと実感する例がありましたので、書かせていただきます。
大学受験英語besをスタートさせる前のお話です。
中高一貫校の生徒さんが多く在籍しているクラスを担当しました。
かなりハイレベルな複数の中高一貫校の生徒さん達です。
私の担当したクラスは、英語をあまり得意としていない生徒さん達のクラスで、当時高校2年生になったばかりです。
英語を得意としていない、苦手だと思っている生徒さん達に向かって英語の授業をすることは、なかなか難しいことです。
その時、既にある程度besメソッドは出来上がっていましたが、そこでノウハウを開示するつもりは全くありませんでした。
しかし、縁あって一緒に勉強することになったわけですので、一部開示して、彼らの役に立とうと思いました。
そうは思ったのですが、なかなか信じてもらえないですよね。
そんなに簡単に英語の成績が上がるなら苦労しない…そういった雰囲気でしたし、来なくなった生徒さんもそこそこいました。
その生徒さん達の目から見て、できない講師、だったのかもしれません。
仕方ないなと思いながらも、具体的ノウハウを一部開示しました。
一人の男子生徒さんが熱心に話を聞いていました。仮に、佐藤君とします。
佐藤君は、非常に素直な生徒さんで、どういうきっかけかわかりませんが、私の紹介した本を買い、いわれたことを実行し始めました。
実行し始めたのは、そのクラスで彼一人でした。彼の成績は、当時、その学校で中位だったか、下位だったか良く覚えていませんが、得意ではない生徒さんが集まるクラスでしたので、優秀とは言えなかったことは間違いないと思います。
質問があればしてくれましたし、時々進捗状況を報告してくれたりしていました。
2年生がもうすぐ終わる一月に行われた大きな模擬試験の結果が返って来る時期になりました。
ある日、その教室に行きますと、佐藤君がすごい勢いで走ってやって来ます。成績表を手に持って。
『先生!』とやって来て成績表を見せてもらいました。
その学校で英語は3位、福岡県内でも上位100に入っていました。
彼は大騒ぎです。みんなに自分の成績は私のおかげだと言ってくれたようです。
三年生になりました。新しいクラスには、びっしり生徒さんが集まりました。満員です。
途中で来なくなった生徒さん達も復帰しています(笑)
『先生、すいませんでした。よろしくお願いします。』何人か、そう言って、わざわざ来てくれました。
もちろん、彼らは若いですから、私はそういったことを気にしたりはしません。
しかし、佐藤君が頑張った一年は、誰がどう頑張っても追い付けなかったのです。
他の生徒さんは、佐藤君が頑張った一年に追い付こうと、本を買ったり、言われたことを実行したり…頑張ったのですが、佐藤君もさらに先に進んで行くわけです。他の生徒さんは追い付けません。
私も全力で授業をしますし、アドバイスもしましたが、もう、佐藤君には追い付けませんでした。
佐藤君は、東京のトップ私立大学と、関西のトップ国立大学を受験するという報告までは受けました。
合否は個人情報の関係など、さまざまあり、把握していません。
後から戻ってきた生徒さんにも、同じようになって欲しいと自分なりに分け隔てなくアドバイスなど致しましたが、
冷静に考えますと、彼の一年の頑張りを同じように頑張りながら追い付き、追い越すのは現実的にはかなり難しいことです。
この経験は私にとっては大きな経験でした。
besメソッドにますます自信ができましたし、一年でここまで人間は変われる、そして、貴重な一年を頑張る頑張らないで生まれた差は、そう簡単には埋まらない。大変勉強になりました。
本気で頑張った一年は、そう簡単に追いつけるものではないと思います。
勉強は、特に英語は、やはり積み重ねの科目だと思います。
積み重ねが大切なのであれば、一年でも早くその積み重ねを開始して頂きたい。
そう強く思っております。
どうか一年でも早いご入会をご検討いただきますよう、お願い申し上げます。