現在中学3年生の中で高校受験される生徒さんは、受験に向けて熱心に勉強されていることと思います。
本日は、大学受験英語を指導しているという立場から、高校受験生のみなさんにお話しさせていただきます。
高校受験が人生における初めての関門、大きなチャレンジだという生徒さんも多いことと思います。
緊張しているかもしれません。自分は合格できるのかと不安でいっぱいかもしれません。
合格したい、合格したいと強く思えば思うほど、合格することにだけ集中してしまいますが、合格した後のことは考えたことがあるでしょうか。
おそらく、多くの生徒さんが、合格後のことなんて考えられない。必死で合格しようとしているのだ。
とお答えになるかもしれません。
しかし、合格する前に合格後のことを考えることは非常に重要です。
例えばですが、1学年300名の高校があるとします。150名でもほとんど同じ話ができます。
この1学年300名、あるいは、150名はみなさん同じ成績で合格するのでしょうか。
残念ながらそうではありません。
高校によっては入学前、あるいは入学直後にテストが実施され、そこで初めて高校での順位が付きます。
高校入学と同時に、同じスタートラインに立って、一斉に高校生活がスタート!ではないのです。
立っているスタートラインがすでに前後しているというのが、残念ながら現実なのです。
大学受験英語besには非常に優秀な生徒さんが高校1年生からご入会されます。
非常に優秀です。
これは、全く個人的な経験からくる感覚ですが、あるトップ高校にトップレベルで合格された生徒さんと、そのトップ高校になんとかギリギリ合格した生徒さんとは、入学時点での学力差は、みなさんが思っている以上に大きいと感じています。
せっかく合格した高校なのに、授業開始時点ですでに差が付いているというのは信じ難いでしょうが、ほぼ間違いなく事実だと思います。
ですから、自分はだいたいどの辺で合格できたのかを感じること、考えてみることは非常に大切です。
そして、入学が決まったら、できるだけ早期に新たな勉強をスタートさせ、トップレベルであれば、さらに上を、トップレベルでなければ、トップレベルになれるように、すぐ新たなスタートを切るべきです。
みなさんが目指しているのは、いずれトップレベルに上がって、できるだけ自分の目標とする、自分の理想とする大学に合格することだと思います。そのためには、その学校内でトップレベルでなければならないと思っていらっしゃるはずです。
合格が決まったらすぐに、新たな気持ちで、大学受験に向けた本格的な勉強をスタートさせるべきです。
高校入ったら、文法やるんでしょ?文法だったら何とかなるでしょ。などと言っているうちに、取り返しのつかない差が付いて置いて行かれます。
大学受験における文法がどれほど大切か。それは、英語が非常にできる生徒さんならば、とても良く理解していると思います。
文法が全てと言っても過言ではないくらい大切です。
それを、入学直後から、一番大切な文法をあっという間に全て、一年間でやり終えるのです。あっという間です。
高校合格が決まったら、嬉しい気持ちはとてもよくわかります。
しかし、合格が決まった瞬間、一番大切なのはこれから先の高校での勉強に一瞬で変化します。
そのことを頭のどこかに入れた状態であれば、ギリギリ合格など目指さず、上位合格を目指すはずです。
そうすれば、必然的にギリギリ合格を目指している人たちよりも合格率は高くなると思います。
目指すところがより上なのですから当然のことだと思います。
高校入学時、既に学力差は存在しています。
この事実から目を逸らさずに、しっかり受け止めてベストを尽くして下さい。