大学受験英語besでは、本格的に高校内容に入る前に、最終的な中学内容の確認を実施するようにしています。
もちろん、問題集などを使って、中学内容をしっかり固めてから高校内容に入るのですが、中学内容を右から見た場合と、左から見た場合とでは問題の出し方が若干違います。
大学入試を意識して中学内容を問題にすると、これまでとは違った角度からの問題となり、自分に不足している分野や問題のタイプがわかります。
大学受験英語besでは中学生においてもかなり成績が上がり、上位に定着している生徒さんは多いですが、それでも本格的に高校内容に入る前に最後の確認をすると、完全に定着できていないところが穴として見つかります。
その穴をしっかりと埋めてから高校内容に入るのと、埋めないままで高校内容に入るのとでは、その後の伸びが全く違うと感じています。
嫌がらずにしっかり穴を埋めて基礎を固めた生徒さんは、一般的な生徒さんが思ってもみないような、いわゆる成績優秀者の領域に入ります。
基礎を固めずにそのまま高校内容に入った生徒さんが、全国でもトップクラスなどに入るのは、まず見かけません。
英語は積み重ねの科目です。掛け算の九九が言えない、あるいは、基本的な例題レベルも解けない人は、難関大学レベルの問題を解くのは難しいと思うのですが、それと少し似ていると思います。
完璧な基礎の上なら、完璧な発展・応用が積み重なると思うのですが、
不完全な基礎の上には、思う様に発展・応用が積み重ならないと思います。
基礎・基本は決して入門の易しいイントロダクションなどではありません。
基礎・基本=全て
といっても過言ではありません。
しっかりと基礎を重ねる努力を忘れずにいるべきです。
また、決して基礎を過小評価しないことです。
後々、その差は思っている以上に大きいことに気が付いても、もう間に合いません。
高校受験する生徒さんも、受験しない生徒さんも、しっかりと基礎基本を積み重ねて下さい。
受験があるからと、基礎を疎かにすると、あとで足元をすくわれることがあります。