大学受験で合格した後も、受験生たちの人生は続きます。
大学入学後は、自ら進んで研究領域を決め、教えを請い、学んでいかなければなりません。
誰も手取り足取り世話をしてくれたり、アドバイスしてくれたりしません。
どうすれば、そのような環境で自らを大きく成長させることができるでしょうか。
『自立』しているかどうかが1つの大きな要素だと考えています。
『自立』は大学生になったからといって突然できることではありません。
生き方であり、習慣だからです。
自分のことはできるだけ自分でやる。
自分でできると思うことはできるだけ人に頼らない。
どうしても助けが必要な時だけ、素直に助けてと言う。
こういう生徒さんの育成が目標の1つです。
合格したからあとは知らないぜというのは、少し違うと思います。
ですから、何が何でも一から十まで手取り足取りサポートして、合格してしまえばOK、という姿勢はとりたくありません。
大学受験英語besでは、中間期末テスト対策を一切致しておりません。
また、模試の前にも対策授業などは一切ございません。
模試の後に、どうしてもリクエストがあれば、解説しますが、事前に対策して…はありません。
これは、生徒さん達に、勉強の仕方をしっかりアドバイスして、彼らに任せておけば、最初はできなくても少しずつ成長し、
やがて自分でしっかり勉強し、テストに困らなくなることを経験からbesが理解しているからです。
非常に変な言い方をしますと、対策授業をやってしまった方が楽かもしれません。
生徒は、besで習ったことを吐き出すだけで高得点が取れ、満足してくれるかもしれません。
しかし、いつになったら彼らは自ら学び、自ら失敗を経験し克服し、乗り越えていく人物になるのでしょうか。
私は、高校受験の時に通っていた塾のおかげで、志望校に合格できました。
しかし、合格後、一人で何をどうやればいいのか全くわかっていませんでした。
長い低迷期の始まりでした。
大学に入学した後も、自らの意思で正しい選択をし続ける生徒さん、
自分に打ち克つ強さを持った生徒さん。
そして、大学入学後も大学内や海外でのチャンスにチャレンジできる高い英語力を持った生徒さん。
そういう生徒さんの育成が目標の1つです。
そのためには、私自身がまだまだ学ばねばならないことはよく理解しております。
『先生は、もう勉強しないでいいんだ』みたいな態度はとりたくないですし、私は、そんな先生からは学びたくありません。
また、生徒さんが遠慮して言いにくいだけかもしれませんが、『テスト対策をしてください』と言われたことがありませんし、テストが近づいてもテスト関係の質問は来ません。besが怖いだけかもしれませんが(笑)
やり方を詳しくアドバイスすれば、彼らは自分でできるのだと信じて、少し長期的スパンで見守り、必要な時に励ましたりアドバイスしたりすれば、しっかりした自分でできる生徒さんになっていきます。
また、トップのトップは、『テスト対策なんて…』という感じです。
そんなのは自分でやりますから、もっと難しいことやりましょうよ!と感じます。
今、できない生徒さんは、勉強の仕方をしっかり学ぶ。
その科目の基礎の基礎をできるだけ早期に仕上げる。
その後試行錯誤を繰り返しながら自分なりの方法を確立する。
必要に応じてしっかり疑問を解消できるよう質問する。
これで大丈夫だと思います。
最初はすごく苦手だと言いながらも、どの生徒さんも上昇していきます。
この方針を大学受験英語besの会員生、保護者さま、みなさんにご支持いただいてると思います。
また、このブログをご覧の方にも、この方針にご理解いただけますと幸いです。