『直前期は伸びないから…』という言葉をよく耳にします。
なぜ直前期には伸びないのか、どうしても理解できません。
正しい方法で、正しく努力すれば、いつだって、誰だって伸びるはずです。
伸びないのなら、誰も勉強なんてしません。
大学受験英語besが感じているのは、『直前期に多くの受験生が勉強方法を間違えるから、伸びない』ということです。
直前期だからと、必殺技を求めたり、秘密の法則を求めたり。
膨大な量の問題演習をしてみたり、数多くの冬期講習会の講座を取りまくったり。
いつも生徒さんに言うのですが、必殺技や秘密の法則があるのであれば、受験勉強しなくて良いってことになります。
また、仮にあるのであれば、冬まで引っ張らずに、夏に教えておくべきです。
例えばですが、センター試験には、アクセントの問題が良く出ます。besの生徒さんは、ほとんど落としません。
早い時期にきちんとした対策方法を伝えて、繰り返し対策しているので、ほぼ全問正解です。
それを、直前に伝授しても、モノにして定着させ、得点化させるには時間がかかると考えていますので、アクセント対策を直前期にやってもあまり意味がありません。
また、センター試験対策と称して、膨大な量の問題演習をするという話も耳にしますが、演習しただけでは、問題が解けたか、解けなかったかがわかるだけで、実力自体は全く変化していません。大事なのは、解けなかった問題を解けるようにすることなのに、そのことには気が付かなかったり、復習が不十分だったりすることが多いように見受けられます。
冬期講習会も同様です。
非常に役に立つ講座も多いと思います。素晴らしい講座も多いと思います。
しかし、それらを受講したら、復習して、反復して、定着させ、得点化させることが一番大切だと思うのですが、『講座数=得点』のように勘違いをして、取れるだけ取るようなことも耳にします。
大学受験英語besは、何年にも渡って生徒さん達の大学受験での成功をサポートしてきましたので、直前期はこれまで学んだことのチェックが主な内容です。もちろん、最後の最後まで緊張感を持って勉強しますが、直前期に、あのプリント覚えなきゃ、このリストも覚えなきゃ…みたいなことは、受験のプロとして恥ずかしいことだと思っています。
覚えなきゃならないことは、早め早めに出しておいて、記憶・定着の時間をしっかり確保して、得点化までサポートすべきです。
センター試験が終わると、書店には大勢の受験生が二次試験で受験する大学の過去問題集を購入しようと集まります。
その時点で、かなり不利です。
受かる受験生は、予め、こうなったらこの大学、ああなったらあの大学と事前に想定していくつか候補を定めておき、点数がでたらプラン通りに実行に移すだけです。
センター後に受験大学を決めて、過去問を購入し、演習してみた。
全く解けなかった。
この受験生は一体、そこから1カ月でその過去問が解けるようになるのでしょうか。
かなり難しいと思います。
そういう風に、受験生を見ていて、どう考えてもその方法では伸びないのでは?合格しないのでは?というやり方があります。
そんな方法でしたら、直前だけではなく、いつでも伸びないのだと思います。
直前期は、誰もが焦ってしまうため、気が付かないまま間違った勉強方法で勉強してしまう。
だから、伸びないのだと思います。
大学受験英語besでは、今月中旬、全員ではありませんが、ある程度の数の生徒さん達に話をしました。
『センター試験まで、あと2カ月あります。今年の夏、7月、8月、2カ月間必死に勉強しましたよね。あの2カ月と全く同じ2ヶ月がこの先にあります。かなりの時間と期間、方法を間違えずに正しく徹底して学べば、まだまだ伸びます。』
夏の2カ月がもう一回ある。
この言葉は、直前直前と言って焦っている受験生には、大きな意味があるのではないでしょうか。
意味のない勉強を焦ってやるのではなく、しっかり腰を据えて、最後の最後までブレずに正しい勉強を積み重ねるべきです。
焦ったら負けです。焦らず着々と正しい努力を積み重ねるべきです。
大学受験英語besでは、焦ってはダメ。
besの受験生はみんな知っていると思います。
非常に大切なことだと思います。
正しい勉強法で、しっかり頑張れば、直前だろうが、夏だろうが、いつだろうが、しっかり伸びます。
伸びない勉強法では勉強しない。
伸びる勉強方法で最後まで頑張りぬく。
焦りに負けずに最後まで徹底できれば、これからさらに大きく伸びると思います。