全国の多くの高校生が受験する模擬試験の成績表を拝見しました。
難関大学に多くの合格者を輩出している高校にお通いの生徒さんが、トップ10に入っていました。
非常に可能性を感じさせる生徒さんですが、出てくる言葉は反省の言葉ばかりです。
トップ10に入ったら、解けなかった問題が解けなくても良くなるわけではありません。
トップ10に入ったら、減点された答案が許されるわけではありません。
文法分野も、英作文も、思った以上に出来が悪かった…
というのが、この生徒さんの反省の弁です。
トップ10に入るのが初めてであれば、非常に嬉しいでしょうし、気持ちも明るくなりますが、
トップ10に何度も入り、入って当然だと思えるようになれば、毎回喜んでいる訳にもいきません。
反省の言葉がだんだん増えていきます。
この生徒さんの志望校は、かなりの難関大学、難関学部であり、
自分の実力と志望校のレベルとがまだまだ一致していないことを客観的に理解しているのだと思います。
だからこそ出てくる反省の言葉であり、トップ10でも喜べない理由だと感じました。
こういうのを、謙虚で良い意味でのプライドと呼んでも良いかもしれません。
この生徒さんをはじめ、多くの難関大学を目指す生徒さんの志望校合格を、強力にサポートせねばと決意を新たにしました。