ある生徒さんが夏が始まる前にご入会されました。個別コースです。
このレベルの大学には合格したいという明確で強い希望をお持ちです。
授業を受講しても、復習をしない、あるいは、復習の方法を間違えては意味がありませんから、大学受験英語besでは、『聞く耳』を非常に重要視しています。今回の生徒さんは『聞く耳』をしっかり持たれた生徒さんだったので、伸びると思いました。
大学受験英語besでは、さまざま課題を課されるのですが、詳しく方法を説明しています。
まずは、その方法を素直に受け入れて実行することができれば、初期の課題は克服できます。
しっかり耳を傾けてくれたかどうかを確認するためにも、最初の課題の結果には非常に注目しています。
この生徒さんは、見事に最初の課題をクリアしてくれました。しっかり耳を傾け、実行してくださったようです。
こちらも、期待がグッと大きくなります。
授業は、基礎の基礎から少し早めに、スピードには注意しながら、できるだけ素早く仕上げます。基礎段階も無事クリアです。
その後、大学受験英語の基礎に取りかかりました。しっかり復習してくれていることも、こちらからの質問に答える内容から推測できます。現在、大学受験の基礎が半分ほど終わりました。学校の成績や模擬試験の成績には、まだ結果は反映されません。
しかし、この生徒さんは、成績が反映されない一方、自分の英語が変わり始めているという実感も掴んでいると思います。
それは、授業に対する意欲、課題の仕上がり具合、質問に対する答え、受講時の様子などをしっかり見ていれば感じることができます。
非常に前向きに努力を重ねて下さっています。
この生徒さんは、これから早くて1ヶ月、遅くても3ヶ月以内には、徐々に努力が成績として現れ始めます。
そうすれば、勉強に対する姿勢は、ますます前向きなものになり、大きな成績上昇を実現することになります。
非常に数多くの生徒さんとこれまで接してきましたので、断言はできませんが、だいたいなんとなくわかります。
ポイントは2つです。
1つは、相当な覚悟と気持ちで英語を得意科目にしたいという気持ちを持たれていることです。
これは、どの生徒さんにも当てはまりますが、『伸びるなら伸ばしてよ』といったような気持ちではお役に立つのは難しいです。
この生徒さんの気持ちは相当強いです。
もう1つは、先ほど申し上げた『聞く耳』です。聞くだけでも実行しなくてはダメです。お話しする方は、その生徒さんが熱心に聞いているかいい加減に聞いているか位は、だいたいわかるものです。ふりだけしてもダメです。後日聞いていなかったことはわかってしまいます。しっかり耳を傾けて、自分のためのアドバイスなんだと強く思えることが重要だと思います。
しっかり耳を傾けることができれば、方法を間違えることもありませんし、課題をしっかり仕上げることで自分の英語が変わっていくのだと確信できるのです。
この2つが揃っているこの生徒さんは、ほぼ間違いなく大きく伸びます。どこまで伸びるかは、この生徒さんがどこまで伸ばしたいと思うかによります。
自分でも思ってもみなかったところまで伸びて、自分の成績に自分で驚き、喜ぶ、この生徒さんの笑顔を見ることができる日を今から楽しみにしています。その日は、そんなに遠くない未来に実現します。