大学受験英語besでは、ご自身でしっかり優先順位が付けられる生徒さんが伸びると考えています。
例えば、全国トップレベルの大学に行きたい!と言いながら、勉強以外のことばかりしている生徒さんがいると聞きます。
例えばゲームばかりして困っているんです、とおっしゃる保護者様もいらっしゃるようです。
eスポーツで将来身を立てるのであれば、優先順位は間違えていません。没頭するべきです。
しかし、将来学業で身を立てるのであれば、没頭する対象を間違えています。
以前、高校1年生になったばかりのある生徒さんを担当することがありました。
しばらく経ってから、部活は何をしているの?という話になりました。
『部活には入っていません』とその生徒さんは言いました。
その時は、気にも留めなかったのですが、後日、詳しい話が聞けました。
その生徒さんは、中学校時代、野球をしていたそうです。
高校に入っても部活は野球部。そう思っていたそうです。
高校進学が決まったある日、お父様からお話があったそうです。
だいたい、以下のような内容だったと思います。
『高校に入ったら部活はどうするのか?』
『野球部に入ろうと思っているよ。』
『将来、野球で身を立てるのか?』
『いや、そんなつもりはないけれど…』
『自分の将来をよく考えて決めなさい』
どのくらいの時間だったのか、どの程度細かく話したのかは、今となってはわかりません。
しかし、だいたい以上のような会話の後、この生徒さんは自分自身で考えて、
大学に合格するには受験勉強をしっかりしなければならない。
優先順位の一位は勉強だ。部活に入るのはやめよう。
そう決めたそうです。
これは、周囲からの押し付けでは、決して上手くいきません。
ゲームがしたいのに、無理やり勉強させられている!などと思いながら勉強していると、捗らないどころか、全く意味のない勉強になってしまいます。生徒さん自身で時間をかけて考えて、ご自身で優先順位を決める。決めたら一位のものには全力を尽くす。これが一番大切なことだと思います。
将来具体的な目標があり、大学受験で合格したいのであれば、これは自分にとっての最大のチャンスだと考える生徒さんも少なからずいます。そういう生徒さんは、決して優先順位を間違えませんし、驚くほどの伸びを示すことが多いです。
しっかり考えて優先順位を決めたその生徒さんは、三年間優先順位を間違えることは決してありませんでした。
私は、その生徒さんの第一志望校合格をある時点で確信しました。
そして、その確信通り、第一志望校に合格しました。トップ大学の1つです。非常に狭き門です。
見事に合格しました。
第一志望校を逃さずに、サッと合格する生徒さんは、やはり、何か光るものがあります。
それは、決して才能ですとか、そういう類のものではなく、一番は『意識の差』です。
生徒さん自身で考えて、納得したうえで優先順位を付けること。
また、その優先順位を守り抜くことは、大学受験においてとても大切なことだと思います。