大学受験英語besは、これまでさまざまな生徒さんと授業で一緒に努力をしてきました。
私自身は、元生徒さん達にあっという間に追い抜かれ、いまでは、彼らに多くを学ぶ立場になりました。
それも非常に嬉しいこと、楽しいことでもありますし、自分を奮い立たせるきっかけでもあります。
彼らは現在、強烈な輝きを放っています。負けたくないですね。
この仕事では、さまざまな生徒さんから、さまざまな形でメッセージを受け取ります。
メモ書きであったり、お手紙であったり、たくさん今までいただきました。
その中でも、忘れられない大事なお手紙があります。
大学受験英語besを始める前にある生徒さんから頂いたお手紙です。
私にとっては、強烈なお手紙で、自分の生き方や姿勢まで考え直し、襟を正した覚えがあります。
大学に合格したばかりの、ある若者からの言葉を要約すると、
『身近な人で尊敬する大人の人はいても、あんな大人になりたいと思うような人はいなかった』
『それは、ほとんどの人が向上心が全くないわけではないですが、何となく現状に甘んじており』
『良い意味での野心があまりないように感じた』
『向上心を持った大人になりたい』
という、心の底からの思いを綴ってくれたものでした。
ガツンと頭を殴られたような気持ちがしました。
手紙では、私を褒めて下さっていたのですが、私は、その評価に値しているのか。
ずいぶん考えました。
たどりついた結論は、
『その評価に値する人間になれるよう、努力するしかない』
という結論です。
彼とは、今でも、時々時間を作ってもらい、お会いします。
毎回、実はテストを受けているような気持ちにもなります。
彼の評価に値する人間に近づいているのか、毎回省みています。