どん底まで落ちた成績を、必死に上げようと努力を重ねている生徒さんがいます。
県内で最も有名な中高一貫校の1つに通っているこの生徒さんは、中学入学後にあれよあれよと英語の成績が下がっていきました。それに伴っていろいろ理由はあるのだと思いますが、他の科目も連動して下がり始めました。
英語の学年順位は、一時は後ろに20~30人しかいないところまで落ちました。
非常に苦しく、辛い時期だったと思います。
なんとかしたい、なんとかしなければ、と思われたようで大学受験英語besを見つけ、縁あって、大学受験英語besにお迎えすることになりました。
最初の段階で一番大切なことは、「信頼関係を作る」ことなのですが、信じて良いのか、大丈夫なのかと不安な気持ちもあったようで、この初期段階の信頼関係構築には少し苦労しました。
しかしながら、コミニケーションを取り続けていくうちに、少しずつ少しずつ心を開いてくれるようになりました。
先日、前の校内テストの成績表が返却されたようで、見せてくれました。
英語も他の科目も多くが平均点を超えていました。
学年順位は載っていないのですが、ご本人が確認した限りでは、学年でちょうど半分くらいまで戻って来たとのことでした。
私もとても嬉しく、その生徒さんと喜び合ったのですが、ここから彼が本音を明かしてくれました。
「数年前までは、学年で上位1/4には入っていた。また再びそこまでは戻りたい。」
非常に嬉しかったです。彼は彼自身の未来を諦めていない。さらに上を目指している。
このことが確認できただけでも、非常に嬉しい気持ちになりました。
彼が憧れている大学学部は、上位1/4では合格が確実とは言えません。
思い切って上位1/8を目指そうと提案しました。
少し躊躇いはありましたが、彼も、この調子で頑張っていけば可能性あるかもと思ってくれたのだと思います。
これから、さらに一緒に努力をして、上位1/8、そして、彼が目指している憧れの大学学部合格を実現させたいと思います。
彼の本当の戦いが、これから始まるのです。