大学受験の英語という科目は、他の科目と少し違う点があります。
例えば、日本史では、江戸時代を徹底的に勉強すれば、江戸時代についての問題で正解が可能です。
数学も三角比を勉強すれば、三角比の問題は正解が可能です。
英語は少し違います。
もちろん、関係詞を勉強すれば関係詞の文法問題は正解できますが、配点は少なく、ある分野を勉強したからと言って、それだけでは英語の成績は大きく上昇しません。
英語の勉強は、長期的には必ず役立つのですが、短期的には効果を生みにくい事柄をいくつもいくつも、丹念に繰り返し勉強しなければなりません。
成果が出ない時に、飽きてしまったり、疲れてしまったり、自分のやっていることが信じられなくなったりすると、せっかく頑張ってきた努力が水の泡です。
特に、自分のやってきたこと、自分のやっていることを信じることは、成果が出るのがずいぶん後なだけに、非常に難しいようです。
そういう時でも、ブレずに努力を継続できるかどうか、大学受験英語besに付いて来ることができるかどうかは、大きな分かれ道です。
英語という科目は、『短期的には成果が現れにくいことを、淡々と継続的に努力し続けること』が非常に大切です。
このことが、理解できているかいないかで、とても大きな差ができると感じています。
英語はそういう科目です。