娘が「英語が難しくてよくわからない」と言い始めた高2年の11月の終わり、珍しい大学受験専門英語塾の新聞折り込み広告のチラシが目に留まりました。その広告の「超スローペース」「英文の構造だけでなく、文章の構成全体の理解を」「復習方法まで細かく指示」「量より質」といった内容に惹かれ、面談の申し込みをしました。お会いした赤司先生からは、真摯な情熱を感じ、メソッドもとても信頼できると思いましたので、その日に入会を決めました。それから1年余り、授業終了までbesへの信頼は揺らぐことがありませんでした。
高3年の夏まで娘は活動時間の長い部活動に熱中していましたので、besとの両立はかなりハードだったようです。予習や小テストの準備等に時間を取られて、特にbesメソッド独自の宿題などは持ち時間の少ない娘には辛かったようです。「できっこない」とこぼしていました。夏の定期演奏会前など、合宿もあり、夏期講習と重なりましたので「体力的に続けるのは無理」だと根を上げていました。「退会」「休講」など幾度か娘と話したことがありました。けれども、不思議とそのたびに、模試の結果等が戻ってきて英語の成績が上昇しているのを確認することになりました。「頑張っていると結果が出る」ことを確認し、それに励まされ、結局休まずに退会もせずに、かなりのハードスケジュールをこなすことができました。
毎週の塾では、英語の理解だけではなく、やる気をいただくようで、帰宅後勉強に意欲的になるように感じられました。合間に先生から伺う受験や大学の話も楽しいようで家での話題にも上りました。
娘が通っていた学校は国公立大学志向が強くて、国公立受験のクラスにいた娘には、私立大学受験のアドバイスなどはほとんどない状態でしたが、赤司先生からは、娘が志望していた私立大学一校一校に対して対策や受験方式の選択などのアドバイスをお手紙でくださいました。志望校を絞るのもどうしたらよいか途方に暮れていたのでとても参考になり、何度も読み返しました。学校の先生方と違う視点で大学入試を俯瞰している方が近くにいることはありがたいことでした。
いつのころからか模試などで英語が前よりわかるようになり、入会当時は半分近く誤答だった基礎テストのミスも十分の一以下になったようです。
そして、センター本番では自己最高の九割をマークすることができました。besのおかげです。基礎ができているので、直前に改めて文法の学習は必要なかったため、他の学習に集中できたと娘は申していました。
センター試験のあと私立大学の一般入試や国公立大学の前期試験を控え、本人が何から勉強したらよいかと迷い弱気になっていたときは、親も助言に迷いましたが、そんなときも先生とのメールのやりとりで迷いが払われました。娘も先生のアドバイスを信じて直前まで続けました。大切な時期には迷いなく自分が大切だと思える勉強に専念できることが、自信につながるのではないかと思います。
今の受験制度は複雑で子ども一人で元気に通過するのが難しいような巨大な山のようなものです。その険しい山を赤司先生は誠心誠意伴走してくださいます。besは受験産業の一つではありません。受験に臨む人にとって強力な伴走者です。娘は秋には模試の判定がCやDだった第一志望の大学に合格してから、何度「besが無かったら絶対合格できなかった」と言ったことでしょう。本当に途中で退会などせずにすんでよかったと思います。親子共々besとの出会いに、最後まで続けられたことに、深く感謝しています。