今年の春、ある医学部受験生からお問い合せがありました。
高校を卒業して何年か経ちます。
なかなか思うようにいかず、何をどうしていいかわからなかったようです。
うちの会員生さんからの紹介でした。
予備校に通いながら、何年間か自分自身で考えて試行錯誤はしてきたようですが、上手くいかなかったようです。
しかし医学部にどうしても合格したいという思いは非常に強く、何とかしたいということで面談に来られました。
医学部合格は非常に難しいこと、それを突破するには中途半端な努力ではダメなことなど、しっかり説明してから授業開始になりました。最初は、やはり英語の得点は振るいませんでしたが、どんどん力を付けてきました。
医学部受験の作戦も、私なりの考えを伝えたところ同意してくれました。
目標としている大学がA、B、2つあるとします。
レベルもA、Bの順番だとします。現在は、Bの英語については合格ラインを大きく超えるところまで来ました。
三月に入会して、半年です。非常に稀なケースです。
本人の熱意とbesのノウハウが上手く融合した結果、ここまで来ることができました。
現在は、Aの合格ラインを超えるための勉強を開始しています。
毎回、しつこいくらい数学、理科の状況確認をしています。
数学、理科については、直接役に立つことはできませんが、何とか合格ラインを超えることができれば、この生徒さんの医学部に合格して医師になるという夢は実現することになります。
あと一歩のところまで来ました。
しかも、BだけでなくAの合格の可能性も高まっています。
両方合格すれば、医学部を選ぶことができる選択肢が与えられます。なかなか医学部受験ではないことですが、その可能性が高まっています。
当然、この生徒さんも非常に前向きにやる気を見せてくれています。
感覚的には医学部合格は10人に1人です。
統計的には私が把握している限りでは、大雑把な概算で10人に2人です。
その困難な目標を一生懸命に努力して実現しようとする彼の熱意は本物だと毎回実感しています。